バイアグラの副作用と症状が出る頻度について解説

バイアグラの主な副作用は頭痛やほてり!添付文書で症状と頻度を確認

バイアグラを使う際は、添付文書をよく読んでおきましょう。

添付文書には、臨床試験でわかった副作用の症状や頻度が明記されています。

バイアグラ錠が承認されるときに行われた国内臨床試験では、157例の中の、およそ41.4パーセントを占める65例で、臨床検査値異常や副作用が報告されています。

バイアグラの主な副作用は、血管が拡張することによって引き起こされる潮紅やほてりです。65例の副作用のうち17例、およそ10.8パーセントがこの症状でした。

他にも、頭痛が全体の10.8パーセントを占める17例見られました。さらに、筋肉細胞のエネルギー代謝に必要な酵素「クレアチンキナーゼ」の増加が、全体の5.7パーセントに相当する9例報告されています。クレアチンキナーゼは、筋肉や心臓、脳に異常があるときに数値が高くなります。

外国で行われた試験では823例中、およそ31.7パーセントに相当する261例で臨床検査値異常や副作用が認められました。

潮紅やほてりは、全体の15.2パーセントを占める125例でした。頭痛は全体の13.2パーセントにあたる109例、また、消化不良が3.4パーセントに相当する28例で報告されています。

バイアグラを飲むと1%未満の確率で重い症状が出る!

バイアグラを服用すると、ごくまれに重い副作用が起こることがあります。

バイアグラを服用すると、0.1パーセントから1パーセントの確率で、胸の痛みや頻脈、動悸などといった症状が起こる可能性があります。更に、0.1パーセント未満の確率で、高血圧や不整脈が起こるので、注意が必要です。

因果関係は不明ですが、バイアグラを飲んだあとに心筋梗塞が起こったという報告もあります。末梢性浮腫や低血圧、失神などの症状も報告されています。

消化器系の症状として、1パーセント未満の確率で下痢や胃腸障害、口の中の渇きといった副作用が起こります。他にも、消化不良や腹痛、胃に不快感を感じる場合もあります。

生殖器や泌尿器では、持続勃起症や陰茎痛、朝勃ちの延長といった症状が起こる場合があります。射精障害や前立腺疾患、尿路感染なども、まれにおこるバイアグラの副作用の1つです。

味覚異常や視覚異常、眼の充血、結膜炎、眼の乾燥や痛み、彩視症なども報告されています。

このような症状が起こったら、すぐに服用を中止し、病院で処置を受けましょう。

肝臓が弱い人や特定の薬を飲んでいる人は注意!副作用が起こりやすい条件を解説

バイアグラは、人によっては副作用がおこりやすくなるので、注意が必要です。

肝臓・腎臓の弱い人、高齢者、降圧剤やα遮断剤、一部の抗生物質を飲んでいる人は、バイアグラを使用したときに副作用が起こりやすいとされています。また、アルコールを飲みすぎると、副作用が起こりやすくなります。

肝臓や腎臓の機能が低下していると、薬の成分が体内で十分に分解されません。有効成分が正常に分解されず、体内に溜まると、効き目が強くなりすぎて、副作用が起こりやすくなってしまうのです。

高齢者は、肝臓や腎臓の機能が低下していることが多いため、バイアグラの服用は慎重に行わなければいけません。

リトナビルや、エリスロマイシンなどの抗生物質は、バイアグラの成分が分解されるのを阻害します。肝臓や腎臓が弱い人がバイアグラを飲んだときと同様、効き目が強くなりすぎて、副作用が起こりやすくなるのです。

降圧剤やα遮断剤は、血圧を下げる薬です。バイアグラを飲むと、血管が広がり、血圧が下がります。2つの薬を併用すると、血圧が下がりすぎて、めまいや頭痛といった症状がでやすくなります。

アルコールは、一時的に血管を拡張させます、バイアグラと一緒に飲むと、血管が広がりすぎて、低血圧になってしまいます。

肝臓や腎臓の機能に問題のある人や、上述の薬を飲んでいる人は、用量の低いバイアグラ25mgを処方してもらいましょう。50mgが手元にある人は、ピルカッターで錠剤を半分に割ることで代用できます。

バイアグラを飲んで、身体に異変を感じた場合は、服用を止めて、医師に相談しましょう。