EDにはバイアグラ!効果と作用の仕組みを解説

バイアグラは世界初のED治療薬!もともとは狭心症の薬だった

バイアグラは、世界初のED治療薬です。アメリカの製薬会社「ファイザー株式会社」が開発しました。1998年2月に発売され、日本でも1999年3月に承認・発売されるようになりました。

バイアグラは、ひし形、青色の錠です。中には白色の薬剤が入っています。「シルデナフィル」という有効成分が使われています。

また、2016年10月にはフィルム状のバイアグラ「バイアグラODフィルム」も発売されました。薄いフィルム状でかさばらず、水なしで服用できるため、持ち運びに便利というメリットがあります。

もともとバイアグラは、狭心症の薬として開発が進められていました。しかし、その過程で、男性の勃起機能を改善する効果があることがわかり、ED治療薬として発売されることになったのです。

勃起不全に悩む男性にとっては夢のような薬で「ブルーダイヤモンド」という形容詞を使われるほど話題になりました。

一方、発売当初は、偽物が出回ったり、用法・用量を守らずに使ったことによる死亡事故が起こったりして、社会問題になりました。

バイアグラは、「バイタル(いきいきとした)」、「ナイアガラの滝」の2つの単語が合わさってできた名前、といわれています。男性の精力がナイアガラの滝のように溢れ出るという思いが、この名前の中に込められているのです。

バイアグラは「器質性ED」「心因性ED」の両方に効果あり!

バイアグラは「器質性ED」や「心因性ED」を改善する効果があります。

器質性EDとは、勃起に関わる身体機能に問題があり、勃起できない状態です。暴飲暴食や喫煙、それによる糖尿病や高血圧症肝機能障害などといった、生活習慣病が大きな原因です。

このような生活習慣を続けていると、動脈硬化が起こります。勃起は、陰茎に血液が流れ込むことで起こります。動脈硬化で血流が悪くなると、陰茎に血液が流れにくくなり、正常な勃起ができなくなる可能性があるのです。

バイアグラは、器質性EDの改善に効果を発揮します。陰茎の血流を改善し、正常な勃起ができるように作用します。

心因性EDとは、心理的な影響によって勃起できなくなってしまうEDのことです。ストレスやプレッシャー、過去の失敗経験によるトラウマなどが原因で起こります。

心因性EDは精神的な問題ですが、バイアグラを飲むことで改善することができます。多くの場合、「バイアグラを飲んでるから大丈夫だろう」という自信が出て、正常な勃起ができるようになります、

また、身体的な問題と精神的な問題の両方が原因になっているEDを、「混合性ED」といいます。混合性EDも、バイアグラで治療が可能です。

バイアグラの作用は血管の拡張!陰茎に血液が流れて溜まることで正常な勃起が可能に

バイアグラは勃起不全というED治療に使われる薬です。ここでは、勃起が起こる仕組みと、バイアグラが勃起を助ける仕組みについて解説します。

男性が性的刺激が受けると、脳の中枢神経が興奮し、その情報が脊髄神経を通って陰茎に伝わります。脳からの指令を受けて、陰茎内では一酸化窒素が分泌されます。

一酸化窒素が分泌されると、「cGMP(環状グアノシン一リン酸)」という物質が増加します。cGMPは、陰茎の「平滑筋」と呼ばれる筋肉を緩めます。その結果、血管が広がり、陰茎内に血液が流れ込み、勃起が起こるのです。

性的興奮がおさまると、陰茎内で「PDE5」が増加します。PDE5は、cGMPを分解する働きをもつ物質です。

PDE5の量が多すぎたり、cGMPが十分に増加しないと、血管が広がらず、正常な勃起ができなくなってしまうのです。

バイアグラは、PDE5を阻害する働きをもつ薬です。PDE5の働きが弱まることで、相対的にcGMPの働きが強くなり、正常な勃起ができるようになるのです。

EDの主な原因は、動脈硬化などで陰茎の血管が固くなり、十分に広がらなくなることです。バイアグラを使えば、cGMPの働きが促進されることで、血管が広がりやすくなります。精神的な問題が原因で勃起できない場合も、バイアグラを飲むことで勃起しやすくなります。